2011年09月30日
ゆんたくタイム(2011-10月号)
金秀バイオがお送りする すこやか健康通信
今月の「ゆんたくタイム」を紹介いたします!!
表紙は沖縄のお菓子「橘餅(きっぱん)」です。
300年前に中国から伝わり、琉球王朝時代には皇室に献上されたという伝統ある銘菓。
沖縄産のミカンを原料として作られ、香り高く独特の風味があります。
大変手間がかかるため、現在、製造・販売を行っているのは、那覇市の「謝花きっぱん店」
の一軒だけなんだそうです。
毎回沖縄のいろいろな珍しい伝統的お菓子をご紹介していきます。
内容記事は
①沖縄史の中の女性たち
今回は、18世紀の前半、琉球王府の国政を掌る宰相・三司官として活躍した政治家"蔡温"の母、
マゼゴイについてご紹介します。蔡温は琉球の近世的改革をはじめ、治山治水事業や農業振興
など、かずかずの政策に尽力し、現在でも琉球の偉人として語り継がれています。
しかし、その蔡温の少年時代はかなりのひねくれ者で、遊び歩いて学問もせず、親を困らせて
いた、いわば“不良少年”だったようです。
それは蔡温の生い立ちに理由があったと言われています。蔡温の母 マゼゴイは、30歳を迎えて
も家督を継ぐべき男子がなかなか生まれなかったため、意を決し、若い娘 玉津を妾として迎え
たいと玉津の両親に願い出ました。玉津の両親は大事な娘を妾にはしたくないと初めは断ったそ
うですが、マゼゴイが「大切にする」と固く約束したので最後には願いを受け入れたそうです。
ほどなく玉津は男子を産みましたが、その2年後、38歳のマゼゴイにも漸く男子が生まれました。
それが蔡温です。マゼゴイの夫は、妾の子を出家させようといいましたが、マゼゴイは、玉津の
両親との約束があるからと、妾の子に家督を継がせると言い張り、実子を退けてまで義理を果た
そうとしたのです。夫婦間でしばらく張り合いが続いたそうですが、時の王・尚貞がマゼゴイの
志に感銘を受け「マゼゴイの言うように二人に同じ教育を」と告げました。
蔡温が少年時代ひねくれていたのは、本妻の子でありながら、親が妾の子に家督を継がせようと
していることを知り反発していたからといわれています。しかし、後に、約束を大事にした母の
ことを婦女として「貞順の徳」の見本であると敬しています。
②島の自慢。
「ポークランチョンミート」 ポーク玉子おにぎり
沖縄で「ポーク」といえばポークランチョンミートのこと。
戦後食糧難の頃、豚肉の代用品として米軍経由で広まったことが影響しているといわれています。
それ以来、日常のおかずにも多用されるなど、沖縄料理には欠かせない食材のひとつとなりました。
ポーク玉子は、家庭でも簡単に作れるポピュラーなもので、ポーク玉子おにぎりは、コンビニおに
ぎりの定番に並ぶほど、人気商品となっています。
③島の歳時記。
10月17日は「沖縄そばの日」
地元沖縄ではもちろん、観光客にも人気の高い沖縄そば。実は、三十数年前までは、そば粉を
使っていないという理由から、“そば”とは呼べないとされていました。昭和53年10月17日に、
公正取引委員会により、特殊名称として、「沖縄そば」という名称が正式に認められたことを
受け、平成9年からは毎年10月17日を「沖縄そばの日」と設定されたのです。
ぜひご覧くださいませ。

今月の「ゆんたくタイム」を紹介いたします!!
表紙は沖縄のお菓子「橘餅(きっぱん)」です。
300年前に中国から伝わり、琉球王朝時代には皇室に献上されたという伝統ある銘菓。
沖縄産のミカンを原料として作られ、香り高く独特の風味があります。
大変手間がかかるため、現在、製造・販売を行っているのは、那覇市の「謝花きっぱん店」
の一軒だけなんだそうです。
毎回沖縄のいろいろな珍しい伝統的お菓子をご紹介していきます。
内容記事は
①沖縄史の中の女性たち
今回は、18世紀の前半、琉球王府の国政を掌る宰相・三司官として活躍した政治家"蔡温"の母、
マゼゴイについてご紹介します。蔡温は琉球の近世的改革をはじめ、治山治水事業や農業振興
など、かずかずの政策に尽力し、現在でも琉球の偉人として語り継がれています。
しかし、その蔡温の少年時代はかなりのひねくれ者で、遊び歩いて学問もせず、親を困らせて
いた、いわば“不良少年”だったようです。
それは蔡温の生い立ちに理由があったと言われています。蔡温の母 マゼゴイは、30歳を迎えて
も家督を継ぐべき男子がなかなか生まれなかったため、意を決し、若い娘 玉津を妾として迎え
たいと玉津の両親に願い出ました。玉津の両親は大事な娘を妾にはしたくないと初めは断ったそ
うですが、マゼゴイが「大切にする」と固く約束したので最後には願いを受け入れたそうです。
ほどなく玉津は男子を産みましたが、その2年後、38歳のマゼゴイにも漸く男子が生まれました。
それが蔡温です。マゼゴイの夫は、妾の子を出家させようといいましたが、マゼゴイは、玉津の
両親との約束があるからと、妾の子に家督を継がせると言い張り、実子を退けてまで義理を果た
そうとしたのです。夫婦間でしばらく張り合いが続いたそうですが、時の王・尚貞がマゼゴイの
志に感銘を受け「マゼゴイの言うように二人に同じ教育を」と告げました。
蔡温が少年時代ひねくれていたのは、本妻の子でありながら、親が妾の子に家督を継がせようと
していることを知り反発していたからといわれています。しかし、後に、約束を大事にした母の
ことを婦女として「貞順の徳」の見本であると敬しています。
②島の自慢。
「ポークランチョンミート」 ポーク玉子おにぎり
沖縄で「ポーク」といえばポークランチョンミートのこと。
戦後食糧難の頃、豚肉の代用品として米軍経由で広まったことが影響しているといわれています。
それ以来、日常のおかずにも多用されるなど、沖縄料理には欠かせない食材のひとつとなりました。
ポーク玉子は、家庭でも簡単に作れるポピュラーなもので、ポーク玉子おにぎりは、コンビニおに
ぎりの定番に並ぶほど、人気商品となっています。
③島の歳時記。
10月17日は「沖縄そばの日」
地元沖縄ではもちろん、観光客にも人気の高い沖縄そば。実は、三十数年前までは、そば粉を
使っていないという理由から、“そば”とは呼べないとされていました。昭和53年10月17日に、
公正取引委員会により、特殊名称として、「沖縄そば」という名称が正式に認められたことを
受け、平成9年からは毎年10月17日を「沖縄そばの日」と設定されたのです。
ぜひご覧くださいませ。

Posted by 金秀バイオ at 09:18
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